バンコクの外国人コミュニティで、最近よく話題にのぼる節約の選択肢が「ナニー・メイドのシェア」です。2つの家庭が1人のスタッフ(と費用)を分け合いながら、経験豊富な人にお願いできる仕組みです。
先にひとつ。じつは"シェア"の需要は、ナニーよりもメイド(家事・掃除)の方が高めです。掃除は時間で区切りやすく、もともと複数のお家をかけ持ちするメイドさんも多いので、シェアと相性抜群。一方、育児(ナニー)は継続性が大切で、良いナニーほどフルタイムを好むため、シェア向きのナニーは少し見つけにくい——という違いがあります。どちらの場合も、うまく回るかは2つ次第——相手家庭との相性と、一緒に決める明確なルールです。
ナニー・メイドのシェアってなに?

2つの家庭が1人のスタッフ(ナニーやメイド)の「時間を分け合う」形です。同じ時間に2家庭の子どもをまとめて見るのではなく(それは安全面で無理があり、実際には行われません)、時間帯や曜日できっちり分けるのが基本です。実際にはこんな感じ:
- 午前はA家族、午後はB家族——同じ建物内で、時間帯をはっきり分ける。いちばん一般的な形です。
- または曜日で分担(月〜水はA家族、木〜土はB家族、など)。掃除がメインのメイドは、この曜日分けがとくに一般的です。
どちらの場合も、その時間は、そのスタッフがその家庭のためだけに働きます(ナニーならお子さま、メイドなら家事に専念)。2家庭でナニーの時間(と費用)を分け合うので、1家庭で雇うよりぐっと負担が軽くなります。
みんながやる理由
- 各家庭の負担は、1人で雇う場合のだいたい50〜60%に。
- スタッフの総収入は増えるので、1家庭だけでは雇えないような経験豊富なナニー・メイドにお願いできる。
- 自分の時間帯は、そのスタッフを「独り占め」——2家庭を掛け持ちで同時に、ではなく、その時間はあなたの家庭のためだけに働いてもらえます。
- 同じ建物内なら、2家庭の間の移動もほぼゼロ。
うまくいくための条件

1. 相手家庭との「価値観の一致」
食事のルール、スマホ・動画、外出、叱り方——育児の方針が大きく違うと摩擦が生まれます。始める前に、そのナニーと正直に話し合っておきましょう。
2. スケジュールが噛み合うこと
この仕組みは「ナニーの時間をきれいに分ける」ことが土台です。なので、2家庭の必要な時間帯がうまく噛み合うことが大切。片方が午前・もう片方が午後、または曜日を分ける、など。両家庭が"まったく同じ時間"に必要だと、シェアは成り立ちません。
3. 明確な取り決めを"一緒に"作る
これは、そのナニーと一緒に(もちろん相手家庭とも)、書面で決めておきましょう:
- 各家庭が払う給与——総額をただ半分こするのではなく、それぞれの家庭が自分の時間帯の分を払う形が一般的です
- 日々の役割分担(朗報:家事労働者はタイの社会保険の対象外なので、保険登録を分け合う面倒はありません)
- どちらかの家庭が続けられなくなったときのルール
- お休み・祝日・急病時の対応
★コツは、時給を「フルタイムでもらえる時給より少し高め」に設定すること。 パートタイムはナニーにとって収入が少なく交通費もかかるぶん、時給を少し上乗せすると「シェアでも働きたい」と思ってもらいやすく、良い人に出会いやすくなります。
4. 場所の決め方
同じコンドミニアム(別の部屋)か、交互に各家庭を訪問する形が一般的。ナニーが遠く離れた家を毎回移動する形は、運用が一気に複雑になります。移動のたびに交通費もかさむので、パートタイムで遠くの家に勤めているナニーは選ばないのがおすすめ。近いエリア・同じ建物内で回せる人が理想です。
向いている家庭・向いていない家庭
向いています:
- 近く(できれば同じ建物)に信頼できる家庭がいる
- 2家庭の必要な時間帯が噛み合う(片方が午前・もう片方が午後など)
- 育児方針が近い
- 費用は抑えたいけれど、質は妥協したくない
あまり向きません:
- お子さまの人見知りが強い、または1対1の特別なケアが必要
- スケジュールの変動が大きい(急な残業が多いなど)
- 相手家庭とまだ十分に信頼関係が築けていない
正直な難所:パートタイムのナニーは、自分で探すのが難しい
正直なところをお話しします。相性の良い相手家庭が見つかっても、いちばん大変なのは"ナニー本人"探し。ここで多くの「自力シェア」がつまずきます。
- ナニーの多くはフルタイム希望。 半日・パートタイムの仕事は、よほど給料が高くないと交通費や移動のコストをカバーできず、シェア勤務を希望する人はどうしても限られます。
- 2家庭の都合が、きれいに半分に分かれるとは限らない。 同じ建物に仲良しのママがいても、お互いの必要な時間帯が午前・午後にうまく分かれるかは、やってみないと分かりません。
- パートタイムのナニーは、辞めるのも早め。 半分のお給料では生活が難しく、たとえば片方の家庭が本帰国するといった変化が、辞めるきっかけになりやすいのが実情です。
つまりシェアは、一見シンプルでも、"合うパートタイムのナニーを見つけること"自体が本当の難所なのです。
まとめ——エージェントが本当に役に立つのはここ
ナニーシェアは、費用と質を同時に叶えられる選択肢です。カギは、信頼できる相手家庭と、一緒に決めた明確なルール。ただ、難しいのはアイデアではなく、「その分割スケジュールに合うナニーを見つけること」そのものです。
まさにそこでエージェントが効きます。自分で候補を延々と探す代わりに、その時間帯に空いていて、パートタイムを"希望している"ナニーだけをお連れします——探す時間が「数週間」から「厳選リスト」に。しかもパートは入れ替わりが早めなので、うちを通しておけば、もし辞めても代わりを手配できるので、一からやり直さずに済みます。
シェアをお考えなら、チームに相談するから。パートタイム対応OKのナニーとのマッチングから、長く続く形づくりまでお手伝いします。
よくある質問
ナニー・メイドのシェアで実際どれくらい安くなる?** A. 各家庭の負担は、1人で雇う場合のだいたい50〜60%が目安です。ナニーの総収入は増えるので、その分いい人材が集まりやすい——みんなにメリットがある形です。
書面の取り決めって本当に必要?** A. はい。総給与と各家庭の負担割合、スケジュール、休み、どちらかが抜けたときのルールまで、1枚にまとめて。最初に一緒に決めておけば、ほとんどの問題を防げます。
シェアするナニー・メイドはどこで働くの?** A. 同じコンドミニアム(別の部屋)か、2つの家を交互に、が一般的。同じ建物内がいちばんスムーズで移動も最小です。
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